学長の涙

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学長(佐藤康行)の涙を目にすることがある。

その度に、言葉にならない思いがこみ上げ、ただただ手を合わせる気持ちで、理由がわからなくても胸が一杯になる。

学長の涙は、何か普通の人間の感情や情といったのとは違う。

つい最近では、ゴールデンウィーク中の国内のスカイプ講演会の時だった。

スカイプの画面を通して、相談者と真剣なやり取りの途中で、いきなり学長が涙を流し、おしぼりで顔を拭われた。

相談者は全く初めての参加で、画面越しに、自身の悩みを学長に話されていたその時のこと。

その方の表情は頑なで、言葉も少なく、何か変化が起きたとは到底見えなかった。

そんな中、学長が急に涙を流され、本部で見ていたスタッフにもその理由はまったくわからなかった。

しかし、訳も分からず学長の涙を見て私達スタッフも皆一斉に泣きだした。

その後少しして、その方の表情や言葉がみるみる変わっていった。ものすごく穏やかな、安堵感に包まれた表情になって学長にお礼を言われた。

講演会が大成功に終わり、学長にその時の涙の訳を尋ねてみた。

驚いたことに、学長はその方の「真我」、ご夫婦の真我の愛の素晴らしさに感動して涙されたのだった!

一体、あの場面で、どこを見て、何を見て、そんな風に感じられたんだろう!と、ただただ驚いた。

これまで学長が涙された時は「戦争」と「性」に関することが多い。

終戦後、満州でロシア兵に悲惨な目に遭わされた日本人女性が、満州から日本への引き上げ船で日本列島を目の前にしながらも、次々と海に身投げをした話をテレビで観られた時は号泣されたそうだ。

その話を私たちに話してくれた時も何度も涙された。

しかし、可哀想とか悲しいといった情の涙ではないというのだ。

学長によるとその涙の理由は、女性の中の大和魂というか、女性にしかない本物の強さや潔さのようなものへの畏敬の念だという。

ひめゆりの塔の話をされた時も何度も涙されていた…。

私にはまだまだ分からない。

学長の琴線にふれる何か深い世界があるようだ。

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