佐藤康行の「引きこもり家族支援プログラム」!

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今日はオンラインで月に一度開催される「引きこもり家族支援プログラムが行われた!

※一部をご紹介します!

 

学長:ケンブリッジ大学の研究によると、人間は1日に最高で35000回の物事を判断をしているという調べがあります。

 

1日に35000回何かを判断しているというのは、今日着た服もそうだし、髪型をどうしようかとか、誰かと会おうとか、全部何かを判断している。

 

皆さんのお子さんもそうだし、何かを常に判断している。その判断はどこから来ているのか。

 

結論を先に言うなら、欲求です。

 

人間は何かの欲求で動いているわけです。例えば、引きこもっている息子さんや娘さんがいるとしたら、それも自分の欲求に叶ったことをしているのです。

 

表に出るよりも中に入った方が自分にとって良いから、自分にとって良い判断をしているのです。

側から見たら違っても、自分は違う。それぞれ。

 

その欲求はどこから来るかといえば、生命力です。

 

人間が生きようという力です。何かを食べたいとか、ここに行きたいとか。あれしたい楽しみたい。

 

すべて生命力、欲求です。

 

 

質問者:薬に頼らないで子供が元気になる方法はありますか?

学長:分かりやすくいえば、薬がすべてを治すのではなく、薬はあくまでも松葉杖のようなものです。

 

普通なら両足で歩くのだけど、足が不自由だったら松葉杖で歩くでしょ。そういう感じだと思ったら良いです。

 

もちろん良いのは、その子の生命力が出てくることです。それには、基本的には自分は認めてくれない認めてもらえない、わかってくれない愛してくれない。

 

そういうところからの愛を求める叫びなのですけど、そのように愛を求める叫びが変形して妄想とかとなって聞こえるわけです。

 

一番の薬は、ご両親が子供を認めてあげることです。

 

どんな薬よりも効果があります。

 

認める。どんな些細なことでも。失敗さえ認めてあげられるくらいになれば。

 

親は子供を愛してるが故にこうなって欲しいという思いが強い。このこうなって欲しいが邪魔なのです。子供は違いますから。子供はそれぞれ人格が全部違いますから。

 

自分の頭で考えたこうなって欲しいという形が、そうなれない自分が自分を責めるのです。

 

当然、親と生きてきた時代や年数や経験も違いますから。親が望むようにはなれない。故に自分を責める。

 

ダメだダメだ、できない、できない。

 

自分で自分の心で呟いていると、不安になってくる。心配になってくる。

 

誰もわかってくれない。すると心が暴れ馬のように暴れるわけです。寝てても暴れ馬のように心が暴れるから、うるさくて眠れないわけです。

自分の心がうるさくて眠れないわけです。

 

だから心を穏やかにする。それには自分を自分を認められるようにする。しかし、自分で自分を認められないから、それには協力が必要です。

 

是非、お子さんの素晴らしいところ、美点発見をやってみてください。

 

質問者2:子供が見事に学長のおかげで変化しました。そして、全ては自分の姿だったのだと分かりました。全て子供のおかげで生まれ変わることができました。ありがとうございます。

 

学長:それを悟りというのです。

素晴らしいです。多くの人にその話を聞かせないといけないです。

今、仰ったのは、こう言うことです。

鏡があるでしょ。鏡に映る自分の姿ってあるでしょ。

子供がまさに自分の鏡に映る姿なわけ。今、言われたことを別の角度から言っているのです。

 

実は。鏡をみてなんだこれは、なんでこんなところが汚れているんだって、鏡が悪い、鏡が悪いって文句を言っていた。でも、鏡じゃなかった。

自分の顔に汚れがついていて原因があったということを仰っていたのです。

私の顔を綺麗にすれば、鏡に映る顔が変わるんだってことを仰ったのです。

 

まさに子供が鏡として自分を映し出してくれていた。鏡をいくら責めたって良くならない。実は自分を変えれば鏡が変わるということを悟ったわけです。

 

素晴らしいです。多くの人に聞かせて下さい。単に頭でわかったのではなく、何年もかけて命をかけて人生をかけて分かってきた。

 

お子さんも命をかけて分からせてくれた。子供が先生なのです。子供が命をかけて教えてくれている先生なのです。

なんて素晴らしい親子なのでしょう。

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