男と女や親子の人間関係というのは、学長がいわれるように、人間の意識の世界では最も難しいテーマなのかもしれない。
それを本当に解けるのはこの世に学長しかいないと思う。
学長と受講生の質疑応答の一部です。
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質問1 : 以前は自分の思う良いこと悪いことに拘っていましたが、今はそれがなくなりました。しかし、どうすれば子供に心のゴミを出させることができるのでしょうか?
学長: まず一つは、ご自分で仰ったように良い悪いというのは時代背景で全部変わっちゃうわけです。
だから、ある程度生きてきた年配の人の良いはあてにならないのです。
昔は戦争に行ってたくさん人を殺した人は良い人だった。戦争に行かない人は悪い人だった。
平和になったら全部逆転しましたよね。
だから良い悪いは当てにならないということです。
それから、子供がなかなかものを言ってくれないというのは、親を心配させたくないという心があるのです。
だから、そこのところをしっかりと構えてあげられるように、やっぱり親が心配することを心配するのです。
だから、なかなか言えないのです。
なので小さな変化も思いっきり一緒に喜んであげて一緒に肯定してあげるのです。
そうすると、ヤル気も勇気もできてきます。
是非、それを言える環境を作ってあげてください。
質問者2 : 子供のやる気スイッチの入れ方を教えてください。
学長:お母さんとしては、息子が勉強してくれるというのがスイッチなんでしょ?美味しいものを食べに行くと言ったら、嬉しそうな顔しないですか?
親が思うスイッチと子供が入るスイッチというのは違う場合があるのです。
だから、何をやった時に子供のスイッチが入るのか。これにスイッチを入れなさいではなく、もうどんな人にもスイッチがあるのです。
それをお母さんが発見してあげる。一番好きなものを食べに行くと言ったらワーイっていうかもしれない。
それもスイッチです。何か買ってあげるというとワーっていうかもしれない。それもスイッチです。
親としては勉強してくれればというスイッチかもしれないけど、そこが問題なのです。
往々にして天才は勉強ができない場合がほとんどですよ。型にはめられるのが嫌で。
でも絶対にそのようなスイッチはありますから。そのスイッチを一緒に探してあげる。
本人が自分で見つけたら一番良いですが、そのような環境づくりをしてあげたらいかがでしょうか。