※学長(佐藤康行先生)の著書「最強運」より
まず魂を磨け、そうすれば感性が磨かれる。
感性の鈍い人には、運もなかなか味方をしてくれません。
運の強い人間になりたければ、感性を磨く必要があるのです。
しかし、感性を磨こうとすると、却って、感性は鈍ります。
なぜならば、感性というのは一番浅い世界だからです。
感性を磨こうとすると、物事を体験することを避けてしまうところがあるのです。
そうすると、深みのある感性が磨かれないのです。
例えば、「この人とは波長が合わないからつきあわない」と決めてしまえば、その 人のことをそれ以上わからないままで終わってしまいます。
そして、自分の好きな人の所にしか行かなくなるのです。
好き嫌いとか、波長が合う合わないという表面的な部分で終わってしまうのです。
体験をしないままで終わってしまうのです。
体験をせず、浅い部分だけで終わってしまうから、感性が鈍くなってしまうのです。
まずいものを食べて、美味いものがわかるというのがあります。
対照があって、初めてものがわかってくるというところがあるのです。
実は、感性を磨きたかったら、魂を磨くことなのです。
魂を磨こうとすると、全く行動が変わってきます。
そうすると、そのことによって、結果的に魂が磨かれるのです。
包丁も、空中では研げません。
砥石と摩擦させることによって、研ぐことができるのです。
それと同じく、魂は、むしろ反対の流れの中で磨かれるのです。
流れに反することもやって、そのことで磨かれるということ があるのです。
例えば、会社で、大勢と反対意見をズバッと言うことによって、いろんな攻撃がくるが、
そのことによって、魂に磨きがかかるということがあるのです。
会社が倒産したり、リストラされることによって、家族に優しくなったり、人間的 に成長したりする可能性があるのです。
感性の部分ではズタズタになるかも知れませんが、魂の部分ではズタズタにはなら ないのです。
魂は汚れないし、傷つかないのです。
魂は、むしろ、波乱万丈の中から磨かれるということがあるのです。
感性を磨こうとすると、偽物になるのです。
魂を磨こうとすれば、感性も本物になるのです。
魂を磨けば感性も磨かれ、運もどんどん寄ってくるのです。