数字が鏡

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学長(佐藤康行先生):あなたの今ある「心」と「考え方」こそが全部、あなたの日頃の営業成績という「数字」にあらわれてくるのである。

 

心と数字の関係は、切っても切れない。いや、数字は心のあらわれそのものである。

 

自分のやっていること、そして行動が即数字としてあらわれるのが営業である。

 

心と数字は表と裏、コインの両面のようなものである。数字=心といっていい。

 

その人の性格が全部あらわれてくるのだ。

 

どういう考え方、心でいるかということが言葉と行動、アイデア、知恵などいろいろなことと繋がり、数字にあらわれて出てくるのである。

 

さらには、どういう人と付き合って、どういう縁があって、だから結果としてこうなるということはも全部関係している。

その意味でも、数字とは自分そのものだと思えばいいのである。

 

もし、営業マンがお客様に何か言われて傷ついたとか、上司に苦情を言われたとか、そういった数字以外のことで落ち込むのは、わがままなのである。

 

要は、「数字が上がるか、上がらないか」が最大のポイントなのだ。

 

たとえば、野球選手が観客に野次にいちいち落ち込んでいたらどうなるだろうか?

 

打者なら打率を一番に捉え、そのことに真剣になっていく。それ以外は関係ない。

 

営業マンが、お客様に褒められるかどうかに基準をおいていてはダメなのだ。

 

しかし、ほとんどの営業マンが「人間的に否定された」とか、「感情的に傷がついた」だとか、そういう数字でない部分で右往左往していることが多い。

 

私から言わせれば、これでは真剣にやっているように見えない。

 

このようにいうと、「佐藤さんは、自分の人間的成長が一番だといっているのに、まず数字をとらえるというのは矛盾してませんか」といった声を聞くとがあるのだが、全く矛盾していない。

 

なぜなら、あなたの人間的成長がそのまま数字につながるということが「真実」だからである。

 

いわば、人間的成長と数字は密接に関連している。

 

それはちょうど「鏡」みたいなものだ。

 

いい男、いい女になったら、鏡に映る姿もいい男、いい女になる。そういうことである。

 

鏡に映るのは数字である。

数字が鏡。

鏡には自分が映るのだから、焦点をそこに合わせ、自分の成長を数字に見るのだ。

 

鏡、つまり数字を一番にするのは、自分の成長を一番にすることだ。

だから、自分が一番なのだ。矛盾はない。

 

〜『無限のセールス』より〜

 

 

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