※受講生と学長(佐藤康行先生)の質疑応答より
質問者:娘は統合失調症ですが、ある地方に暮らしたいと言うので準備をしてあげていたのですが、包丁を私に向けてきて、今は病院に入っています。どのように捉えたら良いでしょうか?
学長:娘は本当は何を言いたいのか。言っていることではなく、思っていることではなく、本当は何を言いたいかというのがある。
本当の本当に何を言いたいのか。
親に何を言いたいのか。なんで包丁を持ち出すのか。
そこがわかることが大事なのです。
本音の奥にある本音です。
普通、建前ってあるでしょ。その奥に本音ってあるでしょ。その更に奥にある本音です。
普通、建前ってあるでしょ。その奥に本音ってあるでしょ。その更に奥にある本音です。
結論的にいうなら、親に認められたい、わかって欲しい、愛して欲しいということなのです。
あと、親の夫婦仲と関係があるわけです。夫婦仲が、心の中の見本になっているわけです。
その何かを言いたいのかもしれない。
基本的に、両親が仲が良くて同じように歓迎してくれているのか。どこどこに行きたいというのは自立をしたいということです。
自分で全てやっていきたいという喜ばしいことです。親の元を離れて自分でやっていきたいというのは。
質問者:そうなんです。応援して準備をしていたのです。
でも通じてなかったんですね。そこが問題なのです。
それでも以前から見たらよくなっているでしょ。間違い無いです。
私は、先ほど人間はみんな妄想で生きていると言いましたね。
統合失調症は今の医療では治らないと言われています。
なぜ、今の医療で治らないかというと、原理は簡単です。
たとえば、こういう家庭で育って、こういう環境の中にいて、それで病気になったり一生懸命何とかしようとしても、なった原因のところに帰らなければいけないのです。
それを薬じゃ治せないでしょ。環境を変えるとか、心を変えるとか。
だから今の医療では治せないのです。
私が言っているのは、根本治療。根本的な。
それは自分の中の本当の自分、愛に目覚めることです。
そうすると愛でいっぱいだったら、それしか言葉に出ないし、環境が変わっていきます。
環境が変われば、そこにいるとどんどん変化していきます。
統合失調症は絶対に寛解します。
最初から見たら良くなっていると、ご自身もはっきりとおっしゃったでしょ。
それを認めて、それを信じて、それを大きくして、自信をもたせてわかってあげてください。
その包丁を持ち出したことはよく無いことですが、何か切なる思いがあるのです。
それを満たしてあげたら、妄想にならなくなります。
妄想を消す方法は愛に目覚めることなのです。
本当の自分に目覚めることなのです。
そしたら妄想は消えていきます。