質問者:美点発見の中で、その子にピッタリの美点を発見するにはどうすれば良いですか?
学長:何を子供が欲しているのか。間違いなく言えることは、子供が一番認めてほしいのは両親、親です。世界でたった一人の親です。
親に認めてもらいたいのは全員共通しています。
では何を認めて欲しいか。何を認めてくれたら自尊心が満たされるかということです。
それは、子供が何か言っているはずです。学校の点数を見せれば、これを認めて欲しい。
今日、学校でこういうことがあったよ、職場でこういうことがあったよ。そのことをちゃんと認めてほしい。聞いてほしい。わかって欲しい。
答えはみんな相手にあります。
今の場合だったら、子供に全部答えはあります。
だから聞く姿勢が大事なのです。
聞かなければわからないのです。自分からガーガー言ってたら子供の求めているものはわからないのです。
わからないから、まさに被せるようになって、被せていったらそのまんま、被せられるまんま。
だから引き出すのが目的なのです。引き出す。
引き出すには聞くことです。もっと子供に得意にならせてあげることです。自慢させることです。
自慢したら、自慢したらダメよではなくて、よかったね、それは素晴らしいじゃないって思いっきり言わせてあげる。
自分が欲しいものは自分で口に出ていますから。何を今日食べたいかはポロっと漏らしてる可能性がありますから、それを聞き逃さない。
今日はお蕎麦を食べたい、お寿司を食べたいってポロッと口に出てる場合がある。
わからなければ聞いてみればいい。何を食べたいって、何を求めているって。そうすると、ちょっと一言なんでもいいから言わせる。
特にネガティブ的なこと、暗いこと言った時に止めないこと。それを言わせてあげる。
まさにここでやっているゴミ出しなのです。ゴミも出てくる、その奥に宝、黄金、愛がある。
だから、ゴミを止めさせない。
相手がちょっと不満的なことがあっても一回言わせてあげる。そうなの、そういうふうに思ったのねって。それから、だんだんだんだん良い心を引き出していく。
でもこういう心があったじゃないってやれば、そうなのとそういう話をすれば。
話し合いでなく、聞き合い。聞くのです。聞いて引き出す。セミナーを短くしたようなものです。