先日、あるフォロークラスでの質疑応答で、学長が「かぶせ」と「引き出し」の違いについて大変貴重なお話をされた。その時の内容です。
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学長:質問をしているようで、微妙にこちら側が「かぶせ」になっている場合があるのです。
あなたは何もわかっていない、だから教えてあげているのという。そういう心でやると、それが心のかぶせになる。自分が上だと思っている。
まして家族だったら、だいたいパターンが見えてるから、また何か自分に言いたいことがあるから、
また始まったなと、手の内が見えていてわかるのです。
だから、簡単にいうと「かぶせ」と「引き出す」この違い。
かぶせというのは、自分が上で説教のように言って聞かせること。これはこうなんだぞって。
三日月で、本当はお前はまん丸なんだぞって、満月のかぶせをする人もいる。本当はお前は神なんだぞって。
わかりますか?
ちゃんとやっているようでやってない。
まずは大きく二つにわけたらいいです。かぶせなのか、本当に相手に聞いて引き出して、相手を神と思って引き出しているのか。
ここが微妙で難しいとこです。
でもこれができたら何でもできるようになります。まして、それが身内だったらもっと難しいです。
お互いに手の内がわかっているから。また始まったって。こいつは自分に何を言わせる気なんだと。
そうした時に、なるべく相手が勇気がでること、例えば、相手が自慢を言い出したら言わせてあげたらいい。
一緒に喜んで。相手が口から出てくることは、少なくても関心があることです。
その関心があることを上手く使っていくことが大事です。