※学長(佐藤康行先生)と受講生の質疑応答より
受講生:母が父の愚痴を言うのを以前よりも聞けるようになリました。
母も「聞いてもらって楽になってきた」と喜んでくれていますが、さらに母が元気になるように、
あらかじめ美点発見を紙に書いて母にそういう言葉を返しています。何かもっと良い方法はありますか?
学長:それも一つの美点発見ではあるのですが、自分で一行か二行書いたことを、そのままやると台本になっちゃうわけです。
台本だから通じないわけです。
台本にしないことです。それを心にすることです。
心にするというのは、その言葉を心にする。
どう意味かというと、美点発見を十分100項目とか200項目くらい書いたら、だんだん自分になってくる。
そうだなって自分の心になってくるわけです。
その心で言えば、状況判断で一番良い言葉がその場で出てくるわけです。
台本にならないで。その時に一番良い言葉が自然と出てくるようになります。
だから、そういう思いを心にして、心はいろんなものに変化していきます。
いろんな行為にも変化していきます。
お母さんがお父さんのいろんな愚痴を言っている。でも、それは知らないうちに自分の見本になっている可能性もあります。
自分も不思議に知らないうちに同じことをやる場合もあります。だから、それを間に入って、ちゃんと翻訳してあげる。
「それだけお父さんに期待しているのね」とか、心からそう思えるようになってください。
そうするといろんな言葉が出てきます。