先日、ある雑誌の取材でビジネスの目標設定についての質問があった。その時の学長のお言葉の一部です。
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学長:自分に自信を持ちたかったら低い目標がいいでしょう。
そして、高い目標を持った時は潜在能力が引き出されやすいのです。全く思いもよらない自分と出会う。
自信を持ちたかったら、低いハードルを何回もこなしていく。10センチなら、あなたは飛び越えることができるでしょう。
でも、2メートルだったら飛び越えられない。そしたら、失敗を繰り返す可能性がある。
2メートルは飛べないから、また失敗、また失敗、また失敗となって、そうするうちにそのハードルは飛べないものだと思ってしまう。
それをうんと低くして、10センチにして、飛べる。11センチにして、飛べる。15センチにして、また飛べる。
飛べたイコール成功。成功を繰り返していく。低いハードルの成功をくりかえしているうちに高いハードルを飛べるようになったということになるでしょう。
昔、象を持てる人がいた。なんでそんなことができるようになったかというと、象さんが小さな子象の時から抱いていたら、知らないうちに大きくなって、ある程度持てるようになったという人がいます。
また、2メートルくらいの稲を飛び越える人がいます。
それは、まず5センチから10センチくらいの稲を毎日飛ぶ習慣にしていたら、ハッと気づいたら2メートルを飛べるようになっていた。
できるというものを持っていたから。一歩一歩できるを積み重ねていくこと。
自分の中のできたできたできたをということを繰り返していく。
また、目標を設定したときに一番大事なのは期限を決めること。
その期限もある程度は勘で決めるしかないところもあります。その期限、デッドラインを必ず守るようにする。
新聞を書いている人も、明日の朝刊を出さなければいけないと思ったら、思わない力が出るかもしれない。
もし書けなければ真っ白な新聞を出さなければいけない。それは大変ですね。
ですから、必ず期限期日を決める。そして、でっかく壁に貼る。
目標と期限をいつも持っていると良いです。財布の裏でも、手帳でも壁でも天井でもいいです。
いつもいつもそれを見ていると潜在意識は勝手に動き始めます。ハッと気がついたら楽々できるようになっている自分に気づくでしょう。
いつでも見えるところに貼っておくと脳が無意識に準備をし始める。
行動も、一言一言も準備も変わってくるでしょう。足も歩くスピードも乗り物も着る服も変わってくるでしょう。
靴も軽やかなものにするかもしれない。ちょっとすれ違った人もお客さんに見えるかもしれない。
ちょっと道を聞いただけの人もお客さんに見えるかもしれない。
電車でもレストランでも、お客さんに見えるかもしれない。名刺を置いたりもらったりするようになるかもしれない。
みんなを好きになれば、挨拶をして好きになれば良いのです。
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